指導教員の主な研究内容

森一恵

森一恵研究室 「急性看護学」「急性・重症患者看護CNSコース」

 

◆担当教員:教授 森一恵、准教授 笹川寿美

 

◆クリティカルな状況にある患者とその家族を理解し、看護について考え、実践を深めてみませんか。

クリティカルな状況での看護援助は、患者やその家族にとって身体的にも心理的にも支えになるものです。しかし、生命の危機的状態で受けた看護援助については私たち医療者と患者・家族が同じ認識であるかどうかも評価しがたいものです。クリティカルケアの現場での研究も同様で、現象が起きている場面での介入そのものを研究として取り組むことも医療現場では研究倫理としては困難であること多いでしょう。そこで私たちは、クリティカルケアの場面を研究としてどのように取り組めるかを考え、看護の質の向上や、実践している臨床現場の看護師の認識を明らかにし、新しい看護の方略を考案できるかを探求していきたいと思索し、取り組んでいます。

私たちと一緒に、日々の現場にある「どうすればよりよくなるか」「どうしたら効果的で質の高いケアなるか」について一緒に学びを深めましょう。

 

◆2つのコースがあります。

・看護学基礎研究領域

クリティカルな状況にある患者・家族の健康問題や倫理問題を探求します。患者の生命の維持・回復、苦痛の緩和、セルフケア能力の回復、QOLの向上を目的とした看護援助方法、家族への支援などを含む専門的な看護を提供できる看護実践能力を育成します。また、クリティカルな状況にある患者・家族への新しい看護援助方法の構築、あるいは看護の質の向上の貢献できる知見を見いだすための研究能力を育成します。

・看護学課題研究・行動実践領域(急性・重症患者看護CNSコース)

クリティカルな状況にあり、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人・家族や集団を対象に、先進医療に対応した高度な看護実践を行う為の看護介入方法を理論的かつ実践的な探求します。特に、クリティカルな状況にある人間を総合的に捉えるキュアとケアを融合させ、高度な知識・技術、個人・家族を中心とした治療環境を総合的に管理するために必要な知識を学修すると共に、専門看護師として役割を果たすための実践力を養います。

 

◆研究テーマ

森一恵(Kazue Mori)R.N.,  Ph.D

・周手術期の意思決定支援、術前教育、術後管理、緩和ストマに関するケアと意思決定支援

・心不全患者の意思決定支援、ACPに関する心不全患者の認識

・造血幹細胞移植の意思決定支援

・ケアに関する倫理的問題、意思決定支援など

 

笹川寿美(Hisami Sasagawa)R.N.,  Ph.D

・周手術期~在宅におけるがん患者のQOLとボディイメージの変容への看護

・看護学生、臨床看護師の看護実践能力を高めるための教育

・クリティカルな状況にある患者の睡眠状況と心理 など

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